プノンペン市(Phnom Penh)    シハヌークビル(Sihanoukville)  シェム リアップ(Siem Reap)

 

 

 

 

 

日本人会役員の方々と来賓
上段左から:川嶋副会長、手塚役員 下段左から:吉村会長
プノンペン市副市長、高橋大使日本人会名誉会長

 カンボジアで信仰されている上座部(じょうざぶ)仏教には、ボン・プチュン・ベンという、「ボン」を日本のお盆と語源を同じにする、死者や先祖を祭る行事がある。


 陰暦10月下弦15日とされるこの祭り、2006年は9月21日から23日までだった。この間、庶民は各々(おのおの)の郷里に戻り、家族や親戚と共に過ごす慣習がある。また、連休を利用して国内外に旅行に出かける者も多く、町は閑散とする。地元の英字新聞によれば、今年は100万人以上の市民がプノンペンを離れたという。 
 

 その2週間後にあたる10月8日、カンボジア日本人会主催の第2回盆踊り大会が開かれた。

 

                日本人会補修校の生徒による:ヨサコイソーラン                   芽魂太鼓の演奏披露

       阿波踊り                               阿波踊り

       くじ引き                                カンボジア猛虎会による好例のお好み焼き

 

 この時期は、日本でも運動会が行われたりと、空の具合にやきもきさせられる季節でもあるが、カンボジアでは雨季はまだ明けていない。雨も予想される分、せっかくのお祭り、当日の天候の懸念をなくそうと、プノンペン文化センターを借り切った屋内での開催となった。


 阿波踊り、炭坑節、東京音頭と日本を代表する盆踊りに、ロアム・ボン、ロアム・サラヴァンといったカンボジアの踊り。輪になって、唄に合わせて手を動かしながら、ステップを踏んでゆっくり前に進んでゆくところ、どちらにも共通している。にわか仕込みの振り付けもなんのその。見よう見真似だって、真似すること自体で楽しんでいる様子。笑顔、真剣な顔、どちらも微笑ましく、浴衣や法被のお祭り衣装に身を包んだカンボジア人も日本人も、和やかな夜に溶け込んでいた。
 

 合間には、和太鼓の演奏やダンスの披露が観客を沸かせた。また、ホールの前には在留邦人出店の屋台が並んだ。おにぎり、おでん、焼きそば、ラーメン、太巻き寿司、焼き鳥、牛丼、コロッケ、から揚げ、お好み焼き、大判焼き、カキ氷……そして、ビールにウィスキー! 品数限定の店々には行列もでき、一夜の賑わいを見せた。買いに来たお客さんも、また売り子も、共に祭りを楽しむ雰囲気で溢れていた。
 

 この盆踊り大会の歴史を遡ると、2002年の「日本−カンボジア文化交流祭」の記念行事の一環として催されたのが始まり。以来、恒例となり、昨年よりは「カンボジア日本国大使館」「カンボジア日本協力センター」の協力の下に「カンボジア日本人会」主催という形で年中行事となった。今年は1200人の人出だったという。